2019年8月8日木曜日

久々に人に会って感動した話。

こんにちは、クリボーです。
都内の企業に勤めるアラフォーワーママです。

自己紹介に入社から結婚・出産・復帰後をまとめました♪
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7月7日に国際女性ビジネス会議に行ってきました。
佐々木かをりさんが代表を務めるe-womanが主催する年に1度の会議。
良い刺激が得られるので、テーマや登壇者が面白そうな年は参加するようにしています。
今年のテーマは「Scale up」。
テーマの意味は、一般的に女性はスケールアップをしないから、この機会に自身のスケールアップについて考えようというもの。女性に関するこの一般論については賛否が分かれるかもしれないけれど、「わたし」に関して言えば、当たっている。
というか、男性を見て、「なぜこんなちっぽけなこと(時間もコストもかけずに達成できること)に必要以上にお金をかけて大げさにプロジェクト化するのか」と思ってしまうのです。
今は、大人になって会社の歩き方がだいたいわかったので、盛ると評価されるということは理解しているのですが、そういう行動がやすやすと取れるかといえば、そうではない。自分の精神的な負担なくスケールアップを図るにはどうしたらいいのか、その答えを得るために、また、産休をだらっと過ごしてしまわないための起爆剤として、申し込みました。

その結果はというと、Scale upという観点から真似できそうなことは得られなかったのですが、リーダーシップ論で学べることが多かったです。

最も面白かったのは、「ジェンダー平等が大切な理由」というパネルディスカッションで、パネラーは津田大介さん、上野千鶴子さんと治部れんげさん。
津田さんはあいちトリエンナーレについてたくさんお話をされていました。と言っても「表現の不自由」展ではなく、芸術領域における男女不平等に着目し、あいちトリエンナーレでは出品者の男女比を1対1にしたというお話でした。
例えば、芸大の学生は圧倒的に女性が多いのに、教授は圧倒的に男性が多い。これって男性の作品、あるいは芸術性が優れているからなのか、それとも不平等の原理が働いているのか。あいちトリエンナーレでは、徹底的に男女比を1対1にすることにこだわった。やろうとすると「女性の作品にいいものがないから」という意見が必ず出るが、これは固定観念であって、最終的に作品を選んでみると、女性の作品も全く遜色ない。とのこと。
ただ、これは津田さんが芸術畑の方ではなく、異業種出身だから、大鉈を振るうことができたのだろう…といった内容。
津田さんから、このような取り組みの評価は、最終的な動員数にかかっているので、皆さん是非お越しくださいとのコメントがありました。
賛同の意を込めて、機会を見つけていきたいなと思っています。

また、上野千鶴子先生(今は、東大の入学式の祝辞で時の人ですが)のコメントで心を動かされたのは、(逐語ではありませんが)「ダイバーシティは企業の収益性を高めるって皆さん言っているけど、ダイバーシティは、本当にそんな目的のためのものなの?ダイバーシティが進むと、女性や子どもに優しい、生きやすい社会になるんじゃないの?」という問いかけでした。
確かに…。

10年ほど前、ダイバーシティというと、「女性に下駄を履かせるのか?それって慈善ってことか?」という(男性からの)反対意見が必ず出ていました。
そして、ダイバーシティを社会貢献部署に置くか、それとも人事・労務に置くかも、真剣に議論されていました。
「ダイバーシティが進むと企業の収益性が高まる。だから、ダイバーシティは本業そのものであり、慈善活動ではない」という論理は、そういう反対意見に対する企業側からの反論に使われていました。これは非常に便利な論理で、優遇措置で昇進していく女性たちが肩身の狭い思いをせずに済む免罪符的な役割も果たしていました。

だけど、本当に、それがダイバーシティの本旨なのでしょうか。
女性活用は企業の収益性向上のためだけのものなのでしょうか。
難しい、でも美しい問いかけでした。

***
会議が終わって会議室の外に出ると、上野先生が数人の方と名刺交換されていました。
私も引き寄せられるようにその列に並び、名刺交換させていただきました。
「今日は貴重なお話をありがとうございます。私、学生時代から「ナショナリズムとジェンダー」を読んだりしてい他ので、今日はお目にかかれてとても嬉しかったです」と一言。
後ろに並んでいる人もいたので、一言お声かけできて充分満足だったのですが、先生はとっても丁寧に応対してくださいました。
「あら、随分堅い本を読んだのね。社会学部とか?」
「あ、法学部です。XX大法学部です。」
「あら、そうなの。法学部は今男女比どのくらい?(入試不正に関連しての質問だと)」
「えっと…私の頃は2割です。と言ってももう20年以上前の話ですが」
「あ、そんなに前?あなた若く見えるから…」
ちょっとこの辺りで後ろに並んでいた方たちに申し訳ない気持ちが勝ってしまい、失礼したのですが…思っていたよりもずっと優しい、細やかな思いやりが滲み出ていらっしゃる方でした。

もっとお話ししたい気持ちのままに、著書を何冊か購入。
内容に、またもやジーンとする。
もう一度、会いたいな。
これって恋に近いかも。
私の人生、変わっちゃうかも。

***
読んでいただきありがとうございます。


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