2019年2月19日火曜日

もし誰かから人生を借りていたとしたら

こんにちは、クリボーです。
今日、久々に(いや、いつも?)夫と険悪な雰囲気になり、一触即発な状態になりました。
きっかけは些細なことで、きっとこの雪で外にも出ず、子どもの習い事もお休みしていて、そこはかとない閉塞感があったのが悪かったのかもしれない。

昨年の年末に読んだ平野啓一郎さんの「ある男」をふと思い出す。



東京で結婚し、離婚して九州の田舎に戻り、そこで再婚した相手が不慮の事故で死亡。
しかし、死んだ夫は名乗っていた人物とは全くの別人だった…。という若干ミステリーのような始まり。

そういえば私も昔、付き合っていた彼が年齢を詐称していて…というと大げさですが、1歳下なのに同い年だって言われていて、付き合ってから1年くらい経って事実を知った時はとてもショックでした。今まで聞いた過去の(例えば中三の時に初めて彼女ができて、とか)エピソードが全て1年ずれていることに気持ちが混乱し、しばらく彼が別の人に見えていました。
もし、実際に、結婚した相手が名前を詐称していたとしたら(しかもその人が死んでしまって、事情を聞くことができないとしたら)、どれほどショックだろう。。。

さて、「ある男」、ミステリー仕立ての犯人探しならぬ死んだ夫探しも面白いのですが、全体を脈々と流れているのは、「誰かからお借りした人生だという謙虚な気持ちでいたら、もっと自分の人生や夫婦関係を大事にできるのではないか?」という素朴な問いであるような気がしました。

平野さんも、夫婦関係に悩んでいるのかも。

特にオチはないですが、自分は誰かに生かされていると思って、感謝の気持ちで他の人に尽くせば、夫との関係もうまく行くのかもしれません。

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